2020年02月07日

クラブフィッターたけちゃんブログ173♪

皆さん、こんにちは☆
ブログマスター兼、クラブフィッター&パターフィッター、
TPI認定インストラクター、ゴルフラボ公認エンジニア、
ユーチューバーのたけちゃんです。


フィッティングも終わり、修理も一段落して久々にゆっくり
とした時間
を過ごしております。そんな中、本日超話題の
2つのクラブ
が発売されましたグッド(上向き矢印)


テーラーメイド『SIM』とキャロウェイ『MAVRIK
ですぴかぴか(新しい)話題作という事もあり、昨晩は酒を飲みながらこの
2つのヘッドの特徴を調べていると、近年のドライバー
ヘッド構造は本当にすごい事になっているな・・と改めて
感心してしまいましたひらめき

シム.jpg
(本日発売のテーラーメイドSIM)

調べれば調べるほど面白くなってしまい、本日はちょうど
時間が出来たので、そもそも各メーカーがどういう意図で
ドライバーヘッドを開発しているのだろうか?
という所
まで知りたくなってしまいましたるんるん(←この辺が変態。笑)


先に言っておきます。今から長々と書く文章はあくまでも
全体として『近年のドライバーヘッドに求める条件』ですexclamation×2
最近、ゆっくりとブログを書く時間が無かったので、今日
気分転換も兼ねてかなり長く書くと思います。暇な方は
最後までお付き合いくださいわーい(嬉しい顔)(←おい、失礼だぞ!!)


近年のドライバーヘッドに求める条件

近年は高初速、高弾道、低スピンが主流となりつつあります。
そこから以下のような開発に各社力を注いでいます!

初速→フェースは各メーカー反発係数ギリギリまで設計されて
います。つまり高初速については、ここでは語る必要がないと
言えます。

重量配分→出来るだけ重心を低くするために近年のヘッドは
クラウン側(ヘッド上部)を軽くする傾向が強いです。そして
その余剰重量をソール面(ヘッド下部)に配置します。こうする
事で高い打ち出し角を確保出来るわけです。

一番面白いのがMOI、いわゆる慣性モーメントと重心位置
の関係
です。一般的に後ろが長いヘッドは慣性モーメントが
高くなります。これはミスヒットに強い反面、重心位置が高く
なるためスピン量が多くなるのです。そういう意味では慣性
モーメントが高いクラブは近年の低スピンの流れと相反する
部分となるのです。

しかし、今度は重心位置を低くする浅重心のヘッド(いわゆる
小ぶりで上級者好み)ではスピン量は軽減できるものの、慣性
モーメントが低くなるためミスヒットに弱い傾向があります。
こちらは逆に近年のドライバーが優しい(ミスヒットに強い)と
いう流れに合わないわけです。ちなみにこれがトレードオフ
と言われるもので、簡単に言うと「あちらを立てればこちら
が立たず
」と言うものなのです!

ちなみにたけちゃんは『ゴルフラボ公認エンジニア』という
偉そうな肩書きを持っていますが、このゴルフラボという
カナダの研究チームが実際に「ロボットテスト」で解析した
データによると同じヘッドでもソール面のウェイトを一番前
に持ってきた場合と一番後ろに持ってきた違いだけでこの
重心位置と慣性モーメントの関係は大きく変わるという結果
が出ています。

データ.jpg
(数字上がウェイトを後ろに、下が前にしたデータ。)

事実、一番前に持ってきた時はヘッドの重心位置が低めに
変わり、ロボットがほぼ同じ位置で打っているにも拘わらず
スピン量が700回転近く下がっています。もちろんこの
場合、ミスヒットに弱くなっているという事は言うまでも
ありません!

ちなみにテーラーメイドのツイストフェースに代表される
ように各社、ギア効果にも力を入れております。そもそも
慣性モーメントが大きいヘッドの方がギア効果は少なくなり、
小さい方が大きく働きます。というのも慣性モーメントが
大きい方がミスヒットの際のヘッドのねじれが少ないわけで、
ギア効果はヘッドのねじれとボールの摩擦によっておこる
モノなので、ねじれが少ないと効果が少ないは当たり前です。

さらに近年の大型ヘッドから空力性能、いわゆる空気抵抗
が無視できなくなりました。これは特に海外メーカーが
打ち出している話なのですが、ヘッド体積が460CCが
主流になった現在、ここを意識しないとヘッドスピードが
上がらない
という話なわけです。そこで各社、空気抵抗を
減らすヘッド形状を追及していくのですが、あまりにも
いびつなヘッド形状にしてしまうと打ち手が嫌う傾向に
あります。そこでクラウン面の微妙な変化や見えにくい
ソール面を工夫することで解消している事が多いのです!

空気抵抗.gif

さて、長々とここまでお話しておいて最後の最後にこれを
言うと元も子もないのですが、色々な数字を調べた所で、
打ち手が自分のドライバーヘッドを好きになれない、つまり
視覚的に嫌だと思った時点でこれらの数字は消えてなくなる
と思った方が良いです。なんたって、そのクラブの特性を
引き出すのは打ち手
なわけですから・・・。たけちゃんは
いつもお客さんに言っております。「ヘッドは異性に求める
ビジュアルと同じです!
」ってね(笑)

決して『面食い』になれというわけでもないですし、性能
も含めて後から好きになって行くのもアリだと思いますが、
少なくとも自分が生理的に受け付けないものは避けるべき
だと思いますがく〜(落胆した顔)(笑)


いや〜今日は久々に語りつくしましたね晴れなんかいろいろ
調べていくうちに文章を書きたくなってきたので、ブログ
で紹介させていただきました手(チョキ)


おそらくこの内容は今後YouTubeでご紹介すると
思いますが、今日のブログを読んでくれた読者の皆様に
だけ先にお教えしときますねるんるん久々に内容の濃いブログ
が書けて良い気分転換が出来ました!


明日からはまたカツカツの予定ですので頑張ります!
本当に最後まで読んでいただきありがとうございましたぴかぴか(新しい)


今日はここまで。
またね手(パー)



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posted by たけちゃん at 18:12| Comment(0) | 日記