ブログマスター兼、クラブフィッター&パターフィッター、
TPI認定インストラクターのたけちゃんです。
とりあえず先週ご注文分のフィッティング修理の山場を
越えました。しかしすでに水曜日、土曜日、日曜日の
フィッティング予約が入っております

もうこのペースで年末まで突っ走れるように頑張ろうと
思います

修理の山場は超えたものの、まだまだ修理が終わったわけ
ではありません。本日は休憩がてらのブログ更新となります
ので、大変申し訳ありませんが『フィッティングブログ』は
お休みさせていただきます

では早速本題です。食パンブームの火付け役、大阪発の高級
「生」食パン専門店『乃が美』が11月15日、ついに東京
に出店しました

あります。

快進撃を続ける『乃が美』ですが、海外からの観光客にその
味を試してほしいとの目的でオープンした「大阪なんば店」
を除き、出店先に選ぶのは「ど真ん中」を外した場所ばかり
なのです

流行の最先端を求めて人々が集う「飲食店の一等地」では
ないですもんね

そもそも一番面白いのは全国制覇の最後の最後まで、東京に
出店しなかったという点でしょう。全国ほとんどのエリアで
手に入る同社の「生」食パンは、『東京だけが知らないパン』
としても知られていたわけです

ではなぜ同社はこの出店スタイルを変えないのでしょうか?
実はこの理由には我が「香川県」が大きく関係していたと
いうのに、たけちゃんは驚きを隠せませんでした

『乃が美』代表の阪上雄司氏とたけちゃんのやり取りを
会話形式でご覧ください

たけちゃん(以下 た) 「一等地を外すのはなぜですか?」
阪上代表(以下 代) 「乃が美が味で勝負するためです。」
た 「どういう事ですか?」
代 「どこまで『ほんまもん』になれるか。それを知るには、
立地やカッコよさや奇抜さなどといった付随的要素で
『下駄』を履かせてはいけない。そういった混ざり
ものは徹底的に濾過して、パンの価値だけで勝負した
かったんです!」
た 「かっこえぇっ!!でも阪上代表がその考えになるモデル
企業みたいなものってあったんですか?」
代 「はるか昔の話ですが、僕が携帯電話のショップ展開して
いたころ、香川県の高松駅前にショップを開く権利を
得たんですよ。そんなこんなで高松に行ったとき、現地
の方が讃岐うどんのうまい店に連れていってくださった
んです。」
た 「ほう・・どこのお店だったんですか?」
代 「それはそれは山奥の、とてつもなく不便な場所にある
超人気店だったんです。」
た 「あ、それ『山越うどん』ですよね?」

(その行列ができる『山越うどん』さん。)
代 「さすがですね!いや、ビックリしましたよ。。周囲は
見渡す限りの田畑と、ポツリポツリとある民家のみ・・
ところが店の前には、何十人もの行列ができていたん
ですよ!でも並ぶ人みんなが楽しみに自分の番を待つ
なんて本当にすごい事だと。。」
た 「まさか乃が美のベースが讃岐うどんだったとは・・
讃岐人としては本当に嬉しいです

代 「どんな場所にあっても、本当においしい食べ物のもと
には人が集まる。1杯150円の『かけうどん』に、
全国の人が何千円、ときに何万円の交通費をかけて
瀬戸大橋を渡るんですよ!あの店のように、お客様に
愛され、わざわざ来てもらえる店にしよう・・・と
思い大阪市内で『住宅地』を探したんです

というように『乃が美』のモデルはナントッ『山越うどん』
だったのです

支えたわけではありませんが、「パンの味だけで勝負しよう」
というその覚悟が、セオリーを無視した立地戦略をはじめと
する数々の挑戦を可能にしたのは間違いありません

もちろんセオリーは大事です。でも競合他社に勝つためには
冒険しないといけない時もあるはずです

できる日を夢見て・・とりあえず今はしっかりとした土台を
作ろうと思います

今日はここまで。
またね

