2018年12月14日

新・たけちゃんブログ983♪

皆さん、こんにちは☆
ブログマスター兼、クラブフィッター&パターフィッター、
TPI認定インストラクター、ゴルフラボ公認エンジニア
のたけちゃんです。


本日は前回の予告通り『打点位置』と『慣性モーメント』の
お話をしようと思います晴れ個人的にはセミナー内で一番興味
を持った部分
なので、しっかりと説明しますねるんるん


そもそもまず『慣性モーメント』とは何かと言う点からお話
します!簡単に言うと「ねじれに対する強さ」でありますひらめき
ちなみに慣性モーメントは一般的に重心がヘッドの後部
ある(←フェース面から遠い位置)ほど大きくなります。

モーメント.jpg
(右図が重心位置における『慣性モーメント』の大小、左図
がイメージとなります。)

そんなの知ってるわ!!とお思いのそこのあなた・・・では
ここで問題ですexclamation×2ギア効果は慣性モーメントの大小で変化
するでしょうか?またする場合はどう変化するか答えなさい。



どうです?上から目線のテストみたいでちょっとイラッとする
でしょ?(笑)実は以下のような現象が起こるのですグッド(上向き矢印)

慣性モーメント大→ギア効果は小さくなる
慣性モーメント小→ギア効果は大きくなる


つまり、近年の大型ヘッドは慣性モーメントが大きいものが
多く、以前ほどギア効果が生まれないという事がなのです晴れ
(ギア効果とは芯を外した際のボールの飛び方を裏付けるモノ
です!詳しく聞きたい方はぜひご来店下さい。)


さて、この辺りの会話は『まぁ、そんなものか。。』と思う
方も多いと思いますが、本当に面白いのは今からですわーい(嬉しい顔)次は
実際にテーラーメイドのM3のウェイトを前後に動かした際
のデータをご紹介致しますグッド(上向き矢印)たかがウェイトの移動だけで
大差ないだろ?と思っているそこのあなた・・かなり衝撃的
なデータ
をご覧ください手(チョキ)

モーメント4.jpg

見にくい方もいらっしゃると思いますので、補足しますね。
これはウェイトの位置を一番後ろにしたヘッドと一番前に
したヘッド
ロボットに打たせた結果でありますexclamation×2

M3 ウェイト位置後 ど真ん中  249ヤード
M3 ウェイト位置前 ど真ん中  259ヤード

(ヘッドスピードは約100マイル=約44.7m/s)   

もちろんウェイトの位置以外は全て同条件です。ちなみに
このデータはフェースの中央、いわゆるど真ん中で打たせた
結果ですが、ウェイトが前の時と後ろの時で10ヤードの
距離の差
が出ておりますがく〜(落胆した顔)


最大の要因は初速とバックスピン量でしょう。こちらは海外
のデータですので初速はマイル表記ですが、たけちゃんが
ググった所、1マイルは0.44704m/s・・つまり
ウェイト後は約65.3m/sに対し、ウェイト前の時は
66.2m/s約1m/sの差が出ておりますあせあせ(飛び散る汗)


さらにウェイト後はスピン量も3000RPMを超えている
事から、俗に言う「吹き上がり」現象が起こっているため
距離をロスしていると言えますねふらふらでは次にこちらのデータ
をご覧ください。

モーメント3.jpg

今度は真ん中よりも高めで打ったパターンを3つに分けて
おりますexclamationHH(高めのヒール)、HC(高めの真ん中)、HT
(高めのトゥ)という具合です。

M3 ウェイト位置後 HH  253ヤード
M3 ウェイト位置後 HC  259ヤード
M3 ウェイト位置後 HT  257ヤード
M3 ウェイト位置前 HH  260ヤード
M3 ウェイト位置前 HC  265ヤード
M3 ウェイト位置前 HT  263ヤード


このデータからいかに上目で打った方が飛ぶかという事が
お分かりだと思いますパンチ(←ただし、ヘッドスピードが
40m/sを下回る方は球がドロップして飛距離をロス
する可能性
があります。)では次に下部ヒットのデータを
ご覧下さい。

モーメント2.jpg
(LH(低めのヒール)、LC(低めの真ん中)、HT(低めのトゥ))

M3 ウェイト位置後 LH  233ヤード
M3 ウェイト位置後 LC  237ヤード
M3 ウェイト位置後 LT  231ヤード
M3 ウェイト位置前 LH  235ヤード
M3 ウェイト位置前 LC  241ヤード
M3 ウェイト位置前 LT  238ヤード


低めに当たるとスピン量が増えすぎて、距離をロスして
しまう事が明白ですね。。以上の事からたけちゃんなり
の結論
を出してみようと思いますひらめき


まず慣性モーメントの大小に関わらず打点位置の上下で
20ヤード以上の差
が出る事が判明しましたがく〜(落胆した顔)さらに
測定結果から明白なのは、慣性モーメントが小さいヘッド
の方が芯付近を食えば間違いなく飛ぶ
という事でありますグッド(上向き矢印)


もっと言えば、真ん中高めで打てれば自己最高飛距離も夢
ではないということなのですexclamation×2ただし、ここで見落としては
いけないのが曲がり幅ですあせあせ(飛び散る汗)写真には弾道が写っていますが、
少しの打点位置のブレで左右に散らばっているのもウェイト
を前にしたヘッド、要するに慣性モーメントが小さいヘッド
であります。


またこの実験はヒールやトゥと言っておりますが、極端な
位置
ではありません。たけちゃんがこれまでフィッティング
した経験からすると、このくらいの誤差での打点位置のブレ
はかなり上級者のスイングです。つまり、もっと真ん中から
打点位置がブレた場合は慣性モーメントが小さいヘッドは
かなり曲がると予想されますもうやだ〜(悲しい顔)


それではそろそろまとめです。毎回とまでは言いませんが、
かなりの確率でフェースの真ん中、上部で打てる上級者、
もしくはとにかくコースで一球でも伝説を作りたい一発屋
慣性モーメントが小さいヘッドを、逆に打点のバラつき
が多い人、多少飛距離を落としても球を曲げたくない人は
慣性モーメントが大きいヘッドをオススメしますわーい(嬉しい顔)


かなり長くなってしまいましたが、このブログを読んで、
同じヘッドでもウェイトの位置だけでこれだけの違いが
出る
ことをご理解いただければ本当に嬉しいですぴかぴか(新しい)次回
は『カチャカチャスリーブの秘密』に迫りますね手(チョキ)


今日はここまで。
またね手(パー)



ゴルフショップイシイ公式ホームページへ

posted by たけちゃん at 21:56| Comment(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。